2. 要求定義版 1.0状態:正式版
| 項目 |
内容 |
| 入力 |
確認済み企画書、業務候補、代表的な入出力例、現行手順 |
| 本工程で決めること |
対象業務、利用者、要求、制約、受入判断者 |
| 出力 |
対象業務定義、確認済み要求一覧 |
| 完了条件 |
対象業務の責任者と受入判断者が、対象業務と要求を確認していること |
本書における「I」は、企画書で定義した初期対象人物を指す。
要求定義で最初に行う作業は、初期検証で扱う業務を一つ決定することである。候補ごとに次の情報を揃え、選定基準に基づいて比較する。
| 確定する項目 |
確認に必要な情報 |
確認先となる役割 |
成果物への記載 |
| 対象業務 |
候補、反復頻度、人物差、期待効果 |
企画・意思決定担当、対象業務責任者 |
業務名、選定理由 |
| 利用者・受入判断者 |
成果を利用・評価する役割 |
対象業務責任者 |
利用者、評価者、決定者 |
| 入力・成果物 |
代表的な依頼・ケース、資料、成果物例 |
実務担当、対象業務責任者 |
入力一覧、成果物一覧 |
| 現行手順・完了条件 |
作業工程、確認箇所、品質基準 |
実務担当、対象業務責任者 |
現行フロー、完了条件 |
| 検証用データ |
実務記録、構造化質問・ケース回答等の取得可能性、利用権限、第三者情報 |
データ管理担当 |
取得範囲、利用条件 |
| 失敗時の影響 |
誤り、情報漏えい、外部操作の影響 |
業務・セキュリティ担当 |
リスク、停止条件 |
| 環境上の制約 |
既存システム、モデル、認証、契約条件 |
開発・環境・データ管理担当 |
再利用範囲、制約 |
| 基準 |
判定内容 |
| 人物差 |
対象人物固有の確認、選択、修正を取得できる |
| 反復性 |
複数の実例または現実的なケースで繰り返し確認できる |
| 観測性 |
入力、判断・行動、成果、訂正を記録できる |
| 実務価値 |
品質、時間、再作業または確認負荷を比較できる |
| 安全性 |
下書き生成と人間確認の範囲で検証できる |
| 実現性 |
必要なケース、データ、権限、評価者を確保できる |
人物データの取得は、実務観測だけを前提としない。構造化質問、現実的なケースへの応答、利用可能な実務記録等から取得し、出所と本人確認を管理する。
以下は本案件で必要となる役割区分と、企画時点で確認する要求である。企業名、担当者および責任分界は、共同開発の体制確認後に確定する。一人または一組織が複数の役割を担う場合がある。
| 役割区分 |
確認する要求 |
| 企画・意思決定担当 |
検証目的、範囲、費用、期間および継続判断の根拠が明確であること |
| 対象業務責任者 |
実務で利用可能な成果案を確認でき、誤りを管理できること |
| 対象人物 |
本人が承認した情報だけが人物情報として利用され、訂正・利用停止・適用範囲の変更ができること |
| 開発担当 |
要求、データ、処理、評価を追跡して実装・改善できること |
| データ・セキュリティ担当 |
本人、顧客、第三者の情報を、承認された目的と範囲だけで扱えること |
| 共同開発参画者 |
各者の既存資産、共同成果、人物データの利用範囲と責任分界が明確であること |
| ID |
要求 |
対応する企画目的 |
| REQ-01 |
選定した業務における対象人物の仕事の進め方を、後から確認・比較できる形で取得・記録できること |
OBJ-01 |
| REQ-02 |
対象人物の着目、確認、調査、比較、選択、作業順、修正および完了判断を再現対象として定義できること |
OBJ-01、OBJ-02 |
| REQ-03 |
人物データの作成・調整に使用していない同種ケースを処理できること |
OBJ-02 |
| REQ-04 |
同一条件で、Iによる実行、対象人物固有データを使用しない基準AI、人間コピーAIを比較できること |
OBJ-02、OBJ-03 |
| REQ-05 |
Iの訂正を元の出力と区別して記録し、本人が確認した訂正だけを次の実行へ反映できること |
OBJ-04 |
| REQ-06 |
取得した情報を目的、出所、適用範囲、承認状態で分類し、人物情報として承認された内容だけを利用できること |
OBJ-01、OBJ-04 |
| REQ-07 |
生成した成果案を人間が確認し、採用または差戻しできること |
OBJ-05 |
| REQ-08 |
共通機能と対象人物固有データを分離し、別の対象人物へ拡張できること |
OBJ-05 |
| REQ-09 |
対象人物との差が生じた箇所と原因を確認できること |
OBJ-03、OBJ-04 |
| REQ-10 |
成果品質、処理時間、費用、修正回数、人間の確認負荷を測定し、継続判断に使用できること |
OBJ-05 |
| 区分 |
必須項目 |
| 業務 |
業務名、目的、利用者、実施頻度、開始条件 |
| 入力 |
入力形式、取得元、必須情報、機密区分 |
| 現行処理 |
主な手順、確認箇所、使用ツール、例外 |
| 成果 |
成果物、利用方法、品質基準、完了条件 |
| リスク |
誤りの影響、外部操作、停止・差戻し条件 |
| データ |
利用できる記録・ケース、権限、保持・削除条件 |
| 受入 |
評価者、受入判断者、比較する現行値 |
- 対象業務が一つ選定され、選定理由が記録されている。
- 利用者、対象業務責任者および受入判断者が特定されている。
- 入力、現行手順、成果物および完了条件が、代表例または現実的なケースに基づいて定義されている。
- データ利用条件、失敗時の影響および環境上の制約が確認されている。
- REQ-01〜REQ-10が対象業務に適用できる形で確認されている。