はじめに
本書は、人間の業務上の判断・行動・修正をAIで再現する「人間コピーAI(仮称)」について、本案件で確認する事項と、開発・試験の根拠を工程別に管理する文書である。
企画、要求定義、要件定義、基本設計、詳細設計、開発、試験の順に、前工程で確定した内容を次工程へ引き継ぐ。
現在地と次の作業
Section titled “現在地と次の作業”対象業務を決めるため、共同開発の関係者間で次の情報を確認する。会議の設定、所要時間、個人の日程は本書では定めない。
| 確認する情報 | 確認結果の反映先 |
|---|---|
| 業務候補、現行手順、反復頻度 | 要求定義書 |
| 代表的な入力例、成果物例、現在の完了条件 | 要求定義書・要件定義書 |
| 利用者、業務上の評価者、受入判断者 | 要求定義書・試験計画書 |
| 人物データの取得に利用できる記録・質問・ケースと、その利用条件 | データ設計書 |
| 既存システム、利用環境、認証・契約上の制約 | 基本設計書 |
最初の工程成果物は、対象業務、入力、成果物、現行手順、完了条件、利用可能データを一つにまとめた「対象業務定義」である。
| 順序 | 文書 | 入力 | 主な成果 |
|---|---|---|---|
| 1 | 企画書 | 構想案 | 目的、検証範囲、成果物 |
| 2 | 要求定義書 | 確認済み企画 | 対象業務と関係者要求 |
| 3 | 要件定義書 | 確定した要求 | 機能・データ・非機能要件 |
| 4 | 基本設計書 | 確定した要件 | システム境界、構成、責任分界 |
| 5 | 詳細設計書(データ) | 基本設計 | データ構造、状態、保護条件 |
| 6 | 詳細設計書(処理) | 基本設計 | 処理順、状態遷移、例外処理 |
| 7 | 開発計画書 | 承認済み設計 | 工程、役割、成果物、完了条件 |
| 8 | 試験計画書 | 要件・設計 | 試験方法、証拠、合否条件 |
工程の進め方
Section titled “工程の進め方”各工程は、文書を作成した時点ではなく、必要な確認者が内容を確認し、次工程の入力が揃った時点で完了とする。対象業務が決まるまでは、製品、モデル、API、データ項目を確定仕様として扱わない。