企画書
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入力 | 人間の業務上の判断・行動・修正をAIで再現する構想案 |
| 本工程で決めること | 企画目的、検証目的、初期範囲、成果物 |
| 出力 | 確認済み企画書、要求定義に必要な情報一覧 |
| 完了条件 | 共同開発の関係者間で、目的・範囲・成果物の認識が一致していること |
1. 企画概要
Section titled “1. 企画概要”対象人物の業務上の判断・行動・修正を記録し、選定した業務においてAIが再現できるかを検証する。本企画では、この仕組みを「人間コピーAI(仮称)」と呼ぶ。
再現対象は、着目事項、確認、調査、選択と棄却、作業順、修正および完了判断とする。文章表現の類似だけでは成立と判断しない。
2. 企画目的
Section titled “2. 企画目的”初期検証では、一人の対象人物と一つの業務を対象に、次の一連の仕組みを成立させる。
- 対象人物の判断・行動・修正に関する情報を取得し、再利用可能な人物データとして記録する。
- 人物データを参照してAIが選定業務の成果案を作成する。
- 対象人物による実行、基準AI、人間コピーAIの結果を同一条件で比較する。
- 差分と訂正を記録し、本人が確認した内容だけを次の人物データ版へ反映する。
- 成果品質、安全性、費用および人間の確認負荷から、次段階へ進む価値と条件を判断する。
人物データの取得手段は実務観測に限定しない。構造化質問、実業務で発生し得る現実的なケースへの応答、利用可能な実務記録等を組み合わせ、出所と本人確認を管理する。
3. 初期検証の対象人物
Section titled “3. 初期検証の対象人物”人間コピーAIの検証には、継続的に判断・行動・修正に関する情報を取得でき、AIとの差分を本人の視点から訂正・評価できる具体的な対象人物が必要となる。この条件を満たす初期対象として飯野海斗を選定し、本書では以降、この対象人物を「I」と表記する。
共通仕様では「対象人物」と記載し、初期検証における本人実行・訂正・評価を特定する場合だけ「I」と記載する。
4. 検証目的
Section titled “4. 検証目的”| ID | 検証目的 |
|---|---|
| OBJ-01 | 対象人物固有の着目、確認、調査、選択、作業順、修正、完了判断を記録できること |
| OBJ-02 | 人物データの作成・調整に使用していない同種ケースで、対象人物に近い処理と成果を再現できること |
| OBJ-03 | 対象人物とAIの差を、成果と作業過程の両面から特定できること |
| OBJ-04 | 対象人物の訂正を、出所・適用範囲・承認状態を管理して次の実行へ反映できること |
| OBJ-05 | 成果品質、処理時間、費用、修正回数、人間の確認負荷から、実務適用の価値と条件を判断できること |
5. 初期検証の範囲
Section titled “5. 初期検証の範囲”| 対象 | 初期検証に含める | 初期検証に含めない |
|---|---|---|
| 人物 | 対象人物I一人 | 複数人物の同時運用 |
| 業務 | 要求定義で選定する一つの業務 | 選定業務外の処理 |
| AIの出力 | 成果案、作業過程、根拠、残課題 | 本番業務への自動反映 |
| 外部操作 | 許可された情報の参照 | 送信、更新、削除、決済など外部状態の変更 |
| 評価 | 本人一致、成果品質、安全性、実用性 | 完全自律運用の評価 |
| 期間 | 対象業務と体制の確定後に計画する。現時点の目安は2〜3か月 | 期間を先に固定した開発 |
6. 成果物
Section titled “6. 成果物”| 成果物 | 内容 |
|---|---|
| 対象業務定義 | 利用者、入力、現行手順、成果物、完了条件、制約 |
| 人物データ | 対象人物の判断・行動・修正に関する元記録と事例、承認済みの人物情報、訂正履歴 |
| MVP | 選定業務について、入力から成果案・記録・人間確認までを実行する試作システム |
| 評価結果 | 対象人物、基準AI、MVPの結果と差分分析 |
| 次段階判断 | 継続、修正、対象変更または終了を判断する根拠 |
7. 企画確認の完了条件
Section titled “7. 企画確認の完了条件”- 企画目的と検証目的が確認されている。
- 初期対象人物が確認されている。
- 初期検証の対象範囲と対象外が確認されている。
- 作成する成果物が確認されている。
- 対象業務の選定条件が確認されている。
- 要求定義に必要な業務情報と確認先となる役割が特定されている。